MetaMask(メタマスク)とは?についてまとめています。
Metamaskは世界で一番使われている「暗号資産ウオレット」です。
ダウンロードされたウオレットの数は30億以上と言われていて、暗号資産やNFTを保有する人であれば、初心者~プロの投資家まで広く利用されている「ウェブ上のお財布」になります。
本記事では、MetaMaskのダウンロード方法と使い方について詳しくスクリーンショットをつけて解説しています。
- OpenSea でNFTを買ってみようかな!
- もっといろんな暗号資産に触れたい!
- DeFiの資産運用に興味がある!
こんな方にはおすすめの内容です。
早速、見ていきましょう。
本記事は、国内の仮想通貨取引所に、イーサ(ETH)を持っている前提の内容です。
「まだ仮想通貨を持っていない」または「持っているのはビットコインだけ」という方は、まず、国内の仮想通貨取引所でイーサ(ETH)をゲットしておきましょう。
国内でイーサ(ETH)を買う方法はこちらを参考にしてください。
MetaMaskとは?
Metamaskは世界で一番使われている「仮想通貨ウオレット」です。
MetaMaskにしまう事ができる仮想通貨は、主にイーサ(ETH)という仮想通貨になります。
有名なNFT作品、NFTゲーム、DeFiサービスは、イーサリアムというブロックチェーンに対応しているものがほとんどです。イーサリアム上で使われる通貨がイーサ(ETH)であるため、MetaMaskにイーサが入っていれば、NFTを購入したり、国内の仮想通貨取引所では扱えないような通貨に交換したりなど、ブロックチェーン上の多くのサービスにアクセスすることができるようになります。
ちなみに、仮想通貨といえば「ビットコイン」ですが、MetaMaskにはビットコインは入れられません。(詳細は省きます)
もう1つMetaMaskの凄い所を挙げるとすると、それは「匿名性」です。
国内の仮想通貨取引所に登録をする場合は、銀行と同じように身分を証明する必要があります。
一方で、MetaMaskを作成する場合には、それらは不要です。どのお財布が誰の物か、それを実名や住所と紐付けられることはありません。
必要なのは、あなた自身が作成する「PW」と「シードフレーズ」と呼ばれる秘密鍵です。
なぜMetaMaskが必要なの?
ーこの答えはシンプルで、これからNFTを買うためです。
私たち日本人がはじめて仮想通貨を購入する場合、国内の仮想通貨取引所でビットコインやイーサを買うという所が入口になります。
有名な取引所は「コインチェック」や「bitFlyer」ですね。
私もbitFlyerを使っています。
例えば、bitFlyerで購入したイーサは、そのままbitFlyerのお財布に入っている状態です。
将来的にイーサの価格が上がれば、あなたの資産も増えていきます。そのままにしておいても、投資になっているわけです。
しかし、あなたのイーサがbitFlyerのお財布に入っている状態では、できない事がいくつかあります。
✔ 国内仮想通貨取引所で出来ない事
・取り扱い以外の仮想通貨に交換する
・NFTを購入する
bitFlyerは、そのサイト内で扱っている仮想通貨を購入したり交換したりする場所です。それ以上のことはできません。また、NFTを販売していません。
あくまで国内取引所のWebサイトの中だけで使えるお財布です。
一方で、MetaMaskはというと、
イーサリアム上に構築される無数のプロジェクトに対応しています。MetaMaskを希望するプロジェクトのWebサイトに接続するにはアクセスの許可をポチるだけです。
例えば、NFTマーケットプレイスで有名なOpenSea で買い物をするためには、ブラウザからポチっとお財布(MetaMask)をつなぐだけです。
つまり、あなたの持つイーサ(ETH)を国内の取引所から、あなたのMetaMaskへ移動させるだけで、受けられるサービスや扱う仮想通貨の種類は一気に広がります。
MetaMaskが持つ機能
MetaMaskの機能はこの5つです。
・仮想通貨とNFTの保管
・仮想通貨の受取
・仮想通貨の送金
・仮想通貨の交換(スワップ)
・ブロックチェーンサービスへのアクセス
基本的にはWeb上のお財布なので、イーサリアムに対応した仮想通貨とNFTを保管します。
もちろん、MetaMaskを作成した時点では、お財布に1円もありません。そのため、国内の仮想通貨取引所からMetaMaskへ送金する必要がありますね。逆に、MetaMaskに入っている仮想通貨を日本円に変えるためには、MetaMaskから国内の仮想通貨取引所へ送金します。
このように、MetaMaskは仮想通貨の受取と送金機能を持っています。
さらにMetaMaskには、持っているイーサを「財布の中で」他の仮想通貨に交換する事もできます。これをスワップと言い、一定のレートに合わせてスワップが実行されます。
最後に、MetaMaskはブロックチェーン上のプロジェクトへ接続し、決済ツールとして直接操作を行うことができます。あくまでも財布の持ち主が許可したサイトのみのアクセスです。
この機能があるため、OpenSea(世界最大のNFTマーケットプレイス)でNFTを買う時に、 MetaMaskのアクセスを許可するだけで、イーサを使ったショッピングが可能になるわけです。
重要|MetaMaskの取り扱いに関する注意事項
MetaMaskの使い方に進む前に、仮想通貨やMetaMaskの取り扱いに関する注意事項を見ておきましょう。
ポイントは、ブロックチェーン上に「管理者がいない」という事です。
・PWや秘密鍵の管理
・詐欺やハッキングのリスク
・誤送金の問題
例えば、「楽天アカウント」のPWを忘れてしまったら、楽天に聞けばOKですよね。PWを再発行して終わりです。まあ、問題ありません。
しかし、MetaMaskのPWはあなた以外の誰も知りません。PWや秘密鍵を無くしたら財布は永遠に閉ざされたままです。「管理者がいない」という事は、そういった怖さがあります。
ただし、PWや秘密鍵の紛失を恐れて、誰にも渡しすことは決してしないこと!何か困ったことや悩みにつけ込んで、言葉巧みにだまそうとする人がたくさんいます。
「誤送金」の問題も、管理者不在という概念に紐ついています。
銀行で送金先の口座を1桁間違っても、銀行側で止められてお金が無くなるという事はほぼほぼないでしょう。
しかし仮想通貨の誤送金は、一回のミスが取り返せません。送金先のアドレスを1文字間違うだけで、送ったイーサはどこかへ(または誰か知らない人の財布へと)消えていきます。
・・・
仮想通貨を扱うようになると、「DYOR」「NFA」、こんな言葉をよくみかけます。
・DYOR=Do Your Own Research
・NFA=Not Financial Advise
ブロックチェーンの性質上、管理者や権力者は存在しません。それは、ユーザーの情報が誰かに管理させることがなくプライバシーが守られるという大きなメリットです。
一方で、管理者がいないということは、すべての管理は自分で行うという事になります。
肝に銘じておきましょう!!
MetaMaskの使い方
次にMetaMaskの使い方についても見ていきましょう。
MetaMaskの機能はこの5つです。
1,仮想通貨とNFTの保管
2,仮想通貨の受取
3,仮想通貨の送金
4,仮想通貨の交換(スワップ)
5,ブロックチェーンサービスへのアクセス
ここでは2,3,4,5について説明します。
仮想通貨を受け取る
仮想通貨をMetaMaskに受け取るためにすることは特にありません笑
「受け取る」というよりは、国内の仮想通貨取引所からMetaMaskへ送金する作業の手順です。
MetaMaskには固有のアドレスが割り振られています。
Account1のすぐ下に薄灰色で書かれた「0x5e…」がMetaMaskのアドレスです。
赤丸の部分を押すとコピーできます。
例えばbitFlyer側でこの文字列を指定して送金することで、bitFlyerのお財布からMetaMaskへイーサを移動させることができます。
注意:アドレスの文字列を一文字でもミスるとイーサは届きません!
ちなみに、アドレスはこんなに長い文字列です。
例)0x5e85c03Ad8B2C86018D0eDDfaEBdd55EfdCFfB0D
この「アドレス」は公開しても大丈夫です。アドレスを見せただけでは、仮想通貨を貰えることはあっても、MetaMaskから資産を盗まれることはありません。(銀行の口座番号と同じ扱いです。)
仮想通貨を送る
MetaMaskから仮想通貨をおくる場合の手順です。
主な用途としては、イーサを日本円に戻すためにMetamaskから国内取引所へ送金する場合に使います。
事前に送金先のアドレスを控えておき、Metamaskを開きます。
「送金」をクリックします。
上から「送金先のアドレス」「送金金額」を入力して、「次へ」をクリックします。
注意:アドレスの文字列を一文字でもミスるとイーサは届きません!
確認画面に移行します。内容よよく確認してOKであれば「確認」をクリックします。
これで送金操作は完了です。あとは少し待って、送金先での着金を確認します。
MetaMaskは年中無休です。いつでも送金が可能です。また、国境もありません。世界中どこにいても、誰にでも仮想通貨の送金が可能です。
ちなみに、
仮想通貨の送金には手数料がかかります。上の黄色い丸のところです。この手数料はその時々で変動します。タイミングによっては驚くような金額が表示されたりすることもあるので、よくよく確認が必要です。
仮想通貨を交換する(スワップ)
MetaMask内で、イーサを他の仮想通貨へ交換する手順です。
主な用途としては、お気に入りの仮想通貨が見つかったり、これから価値が上がるだろうと考えたりと、投資銘柄の変更時に使います。
※自分のMetaMask内で交換が完結します。アドレスは不要です。
変更したい仮想通貨が決まったら、MetaMaskを開きます。
「スワップ」をクリックします。
「使うイーサの数量」を入力して、「希望の仮想通貨銘柄」を選択します。
「使うイーサの数量」と「希望の仮想通貨銘柄」を確認して「スワップの確認」をクリックします。
スワップで得られる通貨の銘柄と数量が表示されます。その下にガス代(手数料)が表示されます。よくよく確認してOKであれば「スワップ」をクリックします。
これで操作は完了です。あとは少し待って、MetaMask内を確認します。
ブロックチェーンサービスへのアクセス
MetaMaskをブロックチェーンサービスへアクセスする手順です。
とはいえ、イーサリアムというブロックチェーン上には無数のプロジェクトがあり、それぞれサイトが違います。
その1つが世界最大級のNFTマーケットプレイスOpenSea(オープンシー)です。
MetaMaskを接続すると、NFTを売買することができます。
OpenSeaへ接続する方法はこちらで詳しく解説しています。
注意:見知らぬサイトへMetaMaskを接続することは避けましょう。詐欺サイトだと、MetaMaskをつないだだけで、財布の中身(仮想通貨)が抜かれてしまう事があります。
・・・
こんなところで以上になります。
Metamaskを持っていれば、NFTを購入したり、イーサリアムのサービスにアクセスしたりできます。
MetaMaskを作成して、NFTに触れてみましょう!
気になる事はサクッと解決しましょう!